メンター・グラフィックス・ジャパンは「Embedded Technology 2014」に出展、オートモーティブ関連という従来からの注力分野に加え、IoT(Internet of Things)という大きなトレンドもプラスしての展示を行っている。
メンター・グラフィックス・ジャパンは2014年11月19〜21日までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)」に出展し、オートモーティブ関連という従来からの注力分野に加え、IoT(Internet of Things)という大きなトレンドもプラスしての展示を行っている。
オートモーティブ関連としては仮想ECU開発、AUTOSARによる車載アプリケーション開発、Linuxを中心とした情報/インフォテイメント系アプリケーション開発などを紹介。近年、自動車の電子化・高度化が進む中、ソフトウェアの占める割合が高まっており、使用されるソフトウェアのコードは数千万行に及ぶといわれている中、「SystemVision conneXion」など仮想開発環境の重要性は増していくだろうとしている。
IoTについては、同社マーケティング部 マーケティング・コミュニケーションのエリソン有理氏がカンファレンス「IoT時代の組込みデバイスに求められるRTOS要件」において、同社RTOS「Nucleus」とハイパーバイザに対し、ソフトウェアテストプランやソースファイル、IEC 61508の安全認証などが含まれた「Nucleus / Hypervisor 認証パッケージ」を提供すると明らかにした。
Nucleusは既に「35億台の出荷実績」(同社)を持つ他、パワーマネジメントに優れることから、同社ではIoT時代に求められる「接続性」「信頼性」「セキュリティの堅牢性」「省電力性」などを備えたRTOSとしてその存在をアピールしている。
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