マイクロソフトはパシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展」に出展し、パートナー各社と共同で組み込み用OS「Windows Embedded」シリーズとクラウドサービス「Microsoft Azure」を紹介した。
マイクロソフトは2014年11月19〜21日までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)」に出展し、パートナー各社と共同で同社組み込み用OS「Windows Embedded」シリーズ関連製品を中心に、クラウドサービス「Microsoft Azure」などとの組み合わせを紹介した。
ブース中央には、IoTとクラウドによって生活にどのような変化が起きるかを未来像として紹介するジオラマ「Azure City」が設置されている。そのジオラマ内には協賛各社の製品が「医療」や「製造業」「自動車」など具体的な導入例とともに配置されており、「マイクロソフトがIoT時代の組み込み機器をサポートします」というメッセージを添えて紹介された。
協賛企業としてマイクロソフトブース内に製品を展示していたのは、岡谷エレクトロニクス、コンテック、富士通ソフトウェアテクノロジーズ、東京エレクトロン デバイス、ベッコフオートメーション、テクマトリックス、NEC、イノテック、インタフェース、日立製作所、東芝、サンダーソフトジャパン、ユニダックス、アイウェーブ・ジャパン、菱洋エレクトロなどの各社。各社はWindows EmbeddedシリーズもしくはAzure対応の製品とサービスを展示していた。
その展示は産業用PCからボードコンピュータ、産業用タブレット、M2Mゲートウェイ、Windows Embedded Compactの開発支線ソリューション、Azureを利用した遠隔温度監視ソリューション、Windows Embedded対応セキュリティソフトなど幅広く、生活のさまざまな局面にIoTが普及する可能性を秘めていることを実感させた。
ブース中央のAzure Cityではマイクロソフトだけではなく、パートナー企業のプレゼンテーションも行われていた。初日(2014年11月19日)は「Windows Embeddedでつくるデジタルサイネージ」(岡谷エレクトロニクス)、「マイクロソフトと標準規格で実現する『つながる』工場と装置」(ベッコフオートメション)、「HW/SWワンストップサービス」(サンダーソフトジャパン)など14のプレゼンテーションが行われており、ホール入り口近くというブース立地もあってか、来場者も多く足を止めていた。
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