インテルが「未来」として紹介するのは、製品や技術というよりもビジョン。正確に言えば、「現実味のある将来」だ。
会場に展示されていた「話しかけることができ、同乗者が退屈していないかまで検出するインテリジェントカー」や「電気のない地域でもノートPCやタブレットを使える、可変直流出力のソーラーパネル」「IoT時代のコネクティッドカーに最適化されたセキュリティ」のいずれも商用(実用化)が目前に迫るものではないが、同社では現在の技術を発展させていくことで実現する可能性があるとしている。
本イベントは2014年5月にヨーロッパにて開始され、アジア地域では日本を皮切りに台北(2014年11月18、19日)、シンガポール(同年11月21日)の各地にて開催される。同社執行役員 マーケティング本部 本部長 山本専氏は「インテルは創業以来、常にイノベーションの創造に取り組んでおり、イベントもこの企業姿勢を表すもの」と開催の意図を説明している。
なお、会場には2014年3月にリニューアルオープンした、同社と国内外企業のコラボレーションを推進する「インテル・コラボレーション・センター」の紹介として、ロボット「PALRO」(富士ソフト)やスマートグラス「Olympus Media Glancer」(オリンパス)、視線入力(トビー・テクノロジー)など、パートナー企業の製品も展示されていた。
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