化学メーカーのSABICは、米国シカゴで開催された「International Manufacturing Technology Show 2014」で、Local Motorsが出展した3Dプリント技術による世界初のコンセプト車両「Strati」の製造に、同社の炭素繊維強化素材とその加工技術が活用されたと発表した。
化学メーカーのSABICは2014年10月23日、米国シカゴで開催された「International Manufacturing Technology Show 2014(以下、IMTS2014)」(会期:同年9月8〜13日)で、Local Motorsが出展した3Dプリント技術による世界初のコンセプト車両「Strati」の製造に、SABICの炭素繊維強化素材「LNP STAT-KON炭素繊維強化コンパウンド」とその加工技術が活用されたと発表した。
Stratiは、Local MotorsがIMTS2014の会期中に、3Dプリンタで一から出力・組み立てを行い、展示会最終日に完成させて、デモ走行を行ったことで大きな話題となったコンセプト車両。
Local Motorsは、Cincinnati Incorporatedとオークリッジ国立研究所、SABICと共同で、大型フォーマットの3Dプリントの実現に必要な技術、素材開発、ならびに検証を実施。IMTS2014において、世界初となる3Dプリンタを用いて制作されたコンセプト車両(Strati)の実現に成功した。
今回、SABICが提供したLNP STAT-KON炭素繊維強化コンパウンドは、3Dプリントプロセスにおける歪みを最小化し、美的外観と性能を実現。さらに、優れた強度重量比と高い剛性を併せ持っている。
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