コンピュータ教育振興協会とハノイ工業大学は2014年11月に、ベトナムのハノイで「3D CADエンジニア検定試験」を実施する。ベトナム国内での設計業務ニーズの発生を見込んでのことだ。
コンピュータ教育振興協会(以下ACSP)は、ハノイ工業大学(ハノイ工大)と「3D CADエンジニア検定試験」をベトナム ハノイで実施するための提携に合意したと発表した。同試験の第1回は2014年11月29日に国立ハノイ工大で実施する。
ACSPは試験問題作成、3次元CADによる設計能力の測定・認定を、ハノイ工大は試験プロモーションや教育、試験運営全般を担当する。
現在、ベトナム国内の製造業は部品組み立てや完成品の生産が主だが、近い将来は設計業務のニーズも発生するだろうとハノイ工大は見込んでいるという。他の教育機関に先駆けて人材育成の一環として同検定試験実施に乗り出したとのことだ。
ベトナム国内の日系企業のメリットとして、業務スキルが一定の基準を満たした人材を採用しやすくなることを挙げている。
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