スタグフレーションを製造技術が救う?製造マネジメント メルマガ 編集後記

日本には絶望しかないのか。いや、そうではない(と思う)。

» 2014年10月14日 12時00分 公開
[三島一孝,MONOist]

 この記事は、2014年10月14日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


スタグフレーションを製造技術が救う?

 スタグフレーションが話題に上っています。スタグフレーションとは、スタグネーション(経済停滞)とインフレーション(物価上昇)を組み合わせた言葉で、経済活動が停滞しているにもかかわらず、物価が上昇する状況を示しています。オイルショック時のトイレットペーパーの値段、などを考えると、どのような経済状態かが推測できると思います。なぜ今スタグフレーションが取り沙汰されているのかというと、“アベノミクス”3本の矢とされた経済政策のうち、「民間投資を喚起する成長戦略」で成果が出ず、経済活性化が実現できないと見られているからです(関連記事:国内回帰はあるのか!? 製造業の国内設備投資、業績回復しているのに1.7%減)。

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