東京エレクトロン デバイスは、グローバルな視点で製品の企画・開発ができる人材の育成を目的とした、学生向け組み込み開発コンテスト「第5回 Device2Cloud コンテスト」の開催を発表した。応募期間は2014年6月3日〜9月21日。決勝大会は同年12月6日に行われる。
東京エレクトロン デバイス(以下、TED)は2014年6月5日、日本マイクロソフト、アットマークテクノ、サムシングプレシャスなどの協賛企業と、学生向け組み込み開発コンテスト「第5回 Device2Cloud コンテスト(以下、D2Cコンテスト)」を開催すると発表した。参加申し込みは、2014年6月3日から9月21日まで。決勝大会は同年12月6日に、前回同様、東京電機大学 東京千住キャンパスで行われる。
「組み込みアプリケーションの分野において、グローバルな視点で製品の企画・開発ができる人材の育成」を目的として継続開催されている、D2Cコンテスト。前回大会は20チームの応募があり、拓殖大学のD2Kチームが「洗濯物の乾き具合・天気情報を通知するシステム」を開発し、優勝を飾った(関連記事:洗濯物と牛の監視が注目を集める! センサー&クラウドで監視装置をビルドアップ)。今回は、過去4回の開催実績を踏まえ、システム条件や審査基準を見直し、より安定した環境で参加者の自由な発想を生かす工夫がされているという。
D2Cコンテストへの参加資格は、高専、専門学校、大学、大学院、職業訓練校などに在籍する学生で構成された、2〜3人のチーム。参加費は無料だが、別途主催者側が指定したCPUボードを購入する必要がある(既に所有の場合は購入不要)。前回大会からの大きなルール変更として、今回から使用できるCPUボードが「Armadillo-440」(アットマークテクノ)と「FEZ Spider」(GHI electronics/デバイスドライバーズ)の2つから選択可能になった。また、本大会に参加するチームは「Armadillo-440 液晶モデル開発セット」を1万2000円、「FEZ Spider スターターセット」を2万円という特別価格で購入することができる。
参加チームは、使用するCPUボードを選択後、任意のセンサーボードと組み合わせ、クラウドにつながる組み込み機器/アプリケーションの企画・開発を行う。なお、出場チーム全員に、学校の授業以外の取り組みの証明として、「参加認定証」が配布される。
選考過程は、まず同年10月に開発構想書とプレゼンテーションビデオによる予選審査が行われる。予選を通過し、12月6日の決勝大会へ進出したチームは(前回は5チーム)、企画説明、開発プロセス、実機デモンストレーションを10分間(予定)でプレゼンテーションし、優勝を競う。決勝大会の会場は「技術の最前線の場で働く企業のエンジニアの生の声を聞く機会や、技術者を目指す学生同士のつながりを作る場」として、参加者以外も見学しやすいよう、ポスターセッションが予定されている。
本コンテストにおけるシステム要件は以下の通り。
※ハードウェアの改造は可
同年7月には参加者向けにオープンセミナーを実施するという。予選審査対象物の提出締め切りは、10月21日(午後1時)まで。予選審査の結果発表は、11月4日(午後1時)を予定している。詳細は公式Webサイトをご覧いただきたい。
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