SpaceClaim製品をANSYS製品群として取り込み、機能的に統合していく方針。設計初期段階でのCAE活用を促すとともに、設計者をユーザーとしてより積極的に取り込んでいくことも狙いだ。
CAEベンダーの米ANSYSは2014年5月15日、同社のパートナー企業だったCADベンダー 米SpaceClaim社を買収したと発表した。同年4月30日に本件の取引が完了したという。買収金額は8500万米ドル。SpaceClaimは、ダイレクトモデラー「SpaceClaim Engineer」の開発元。
これまでANSYSは、CAE統合操作環境「ANSYS Workbench」と連携するダイレクトモデラー「ANSYS SpaceClaim Direct Modeler」(ANSYS SCDM)をOEM製品として提供していた。今後はSpaceClaim製品をANSYS製品群として取り込み、機能的に統合していく方針とのことだ。設計初期段階でのCAE活用を促すとともに、設計者をユーザーとしてより積極的に取り込んでいくことも狙いだという。
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