富士電機、アジア・中国市場向けに省エネで小型の大容量UPSを発売FAニュース

変換効率96.5%、設置面積も35%削減。

» 2014年03月25日 10時00分 公開
[MONOist]

 富士電機は2014年2月17日、アジア・中国市場向けに大容量UPS「7000HX-T4」を発売した。アジアや中国市場における工場の生産ラインやデーターセンターでの導入を進めていくという。

 7000HX-T4は、同社独自技術である「新3レベル変換回路」を適用。スイッチング損失とフィルタ損失を大幅に低減し、従来の同社海外向け機種の変換効率94%を上回る96.5%のとなった。

 サーバルームは通常、サーバの他に空調やUPSなど各種機器で構成されるが、7000HX-T4ではトランスレスなどにより小型化。同社従来製品に比べて設置面積を35%削減して、サーバの設置スペース拡大が可能。また、最大8台まで並列運転が可能で、メンテナンスや万が一の故障により数台が停止した際にも残りの健全機から給電できる「冗長運転システム」を構築できる。

 7000HX-T4の相数は三相4線、定格出力容量は500/450kVA/KW、交流入力電圧は380/400/415V ±15%、交流出力電圧は380/400/415V、外形寸法はW1630×H2000×D1000mm、重量は2100kgとなっている。

photo 「7000HX-T4」

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