2位になったのはいまさら聞けない EtherCAT入門でした。制御システムセキュリティが必要になった背景とも関係しますが、工場のさらなる効率化と高度化、柔軟性を実現するため、産業用ネットワーク(フィールドネットワーク)のオープン化が進んでいます。記事では、その規格の1つとなるEtherCATの基本的な情報をまとめています。9月に公開された記事ですが、安定的なアクセスがあり、読者の関心の高さをうかがわせました。
同じく入門系の記事では、連載『製造現場で役立つ「画像処理技術」入門』から第1回の画像処理とは?が7位にランクインしています。製造現場でも多くの場面で画像センサーが用いられるようになり、画像処理の必要性は高まっています。連載では、基本的な周辺の状況から、具体的な活用方法などを解説しています。
また、5位となった「まねできる技術は守っても無駄、教えてしまえ」日本ロボット学会小平会長は「システムコントロールフェア2013」のラウンドテーブルセッションで、日本ロボット学会会長の小平紀夫氏が話した内容をお伝えしたものです。“世界で一番難しい生産システム”に挑み続ける必要性と、産業用ロボットの将来について、紹介しました。
これらの「ネットワーク」「画像処理」「ロボット」は、技術的な進化が進む“動いている”分野であることが共通項としてあります。これらの技術革新により、工場の性能を大幅に高められる可能性を秘めている点が、読者の関心を呼んだのではないかと思います。
3位の2015年春の規制開始に向け各社がトップランナー基準適合モーターをアピールは、「TECHNO-FRONTIER 2013」の中から、2015年から規制が始まる産業用モーターのトップランナー基準を満たす展示を紹介したものです。
8位の高速回転でもシャーペン芯は折れません――安川電機、8軸同期制御デモや10位の安川電機、“究極の性能”目指したモーションコントロール新製品は、システムコントロールフェア2013での出展内容を紹介したもので、展示会での最新技術の動向記事も人気を呼びました。
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