暗い夜道でも安心な「歩くと光る!? キラキラLEDバッグ」を作ろう!アイデア・ハック!! Arduinoで遊ぼう(6)(2/3 ページ)

» 2013年12月12日 10時00分 公開
[三月兎MONOist]

テスト用プログラムを作成して、動作を確認しよう

 それでは、Arduinoの統合開発環境「Arduino IDE」で、テスト用スケッチ(プログラム)を作成しましょう(スケッチ1)。


const int BZ = A0;                 // 圧電ブザー
const int LED_S = 7;               // 自動点滅LED(遅)
 
void setup() {
  pinMode(BZ, INPUT);              // 圧電ブザーを入力モードに
  pinMode(LED_S, OUTPUT);          // 自動点滅LED(遅)を出力モードに
 
  Serial.begin(9600);              // シリアルモニター開始
}
 
void loop() {
  int bzval = analogRead(BZ);      // 圧電ブザーの値(電圧)を取得
  Serial.println(bzval);           // シリアルモニターに値を表示
 
  if(bzval >= 1000){               // 読み取り値が1000以上のとき
    digitalWrite(LED_S,HIGH);      // LEDを光らせる
    delay(5000);                   // 5秒キープ
 
    digitalWrite(LED_S,LOW);       // LEDを消す
  }
  
}
スケッチ1 「キラキラLEDバッグ」のテスト用スケッチ

 ご覧の通り、スケッチはとってもシンプルです。本連載の愛読者には解説するまでもないでしょう。

 1〜2行目で、圧電ブザーとLEDのピンを指定しています。「setup()」では、圧電ブザーを入力モードに、LEDを出力モードに設定(5〜6行目)。圧電ブザーの状態を知るためにSerialオブジェクトをスタートしておきます(8行目)。

 loop()内では、圧電ブザーの電圧を0〜1023の値として取り込み(12行目)、その値が1000以上のときにLEDを5秒間光らせてから消しています(15〜20行目)。

 それでは、シリアルモニターを表示し、圧電ブザーに鈴をぶつけてLEDが光ることを確認してみましょう(動画2)。

動画2 「キラキラLEDバッグ」のテスト用動画。圧電ブザーに鈴をぶつけるとLEDが点灯する


LilyPadに全ての電子部品を接続

 動画2の通り、圧電ブザーの振動をトリガーにしてLEDを光らせることができました! それでは、LilyPadに全ての電子部品を接続して、動作を確認しておきましょう(画像7画像8画像9)。

「キラキラLEDバッグ」の回路図 画像7 「キラキラLEDバッグ」の回路図(※画像クリックで拡大表示)
「キラキラLEDバッグ」の部品配置図 画像8 「キラキラLEDバッグ」の部品配置図
「LilyPad Arduino 328」に全部品を配置 画像9 「LilyPad Arduino 328」に全部品を配置した。ケーブルの取り回しが複雑になるので、慎重にチェックしよう

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