高精度なDC性能と供給電圧などの変化による影響を抑えるセルフ・キャリブレーション回路を搭載。60V(±30V)電源動作時に140dBを超えるダイナミックレンジを実現する。
リニアテクノロジーは2013年8月22日、高精度なDC性能と温度・時間・入力範囲・供給電圧の変化による影響を抑えるセルフ・キャリブレーション回路を搭載したゼロドリフト・オペアンプの新製品「LTC2057」「LTC2057HV」を発表した。
「LTC2057HV」は、5μV入力オフセット電圧、0.025μV/℃のオフセット・ドリフト、1/fノイズを含まない220nVP-Pの低周波ノイズを実現。60V(±30V)電源動作時に140dB以上のダイナミックレンジを提供する。「LTC2057」は、低電源バージョンで36V以下の電源を要するアプリケーション向け製品。
いずれの品番も4.75V電源での動作が可能で、「LTC2057HV」は最大60V、「LTC2057」は最大30Vの電源で動作するよう規定されている。動作温度範囲は−40℃〜+85℃、−40℃〜+125℃。
1000個時の参考単価は「LTC2057」は1.54ドルから、「LTC2057HV」は2.19ドルから。
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