岡村製作所は、未来型のおしゃべりロボット「ROBOTALK(ロボトーク)」を発売した。人とのコミュニケーションに特化し、デスクや会議室だけではなく、オフィスなどの受け付けや店舗内、病院や介護施設での利用などを想定する。
岡村製作所は、人とのコミュニケーションをサポートする未来型のおしゃべりロボット「ROBOTALK(ロボトーク)」を発売した。機能性だけではなく、“触れ合い”を大切にしたロボットで、パートナーと会話しているような自然なコミュニケーションを実現できるという。販売価格は47万2500円(税込)。
腕や脚などはなく、音声認識用マイクと60個のLED、200万画素のカメラからなる頭部と、近接センサー、スピーカー、持ち上げセンサーなどを備える本体とで構成される。全高220mm、重さ600g。頭部は、サーボモーターにより上下左右に動く。本体内部には、インテル Atomプロセッサー Z530(1.6GHz)、1Gバイト DDR2 SDRAM、8GバイトのSSD、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)機能などを内蔵する。OSにUbuntu 8.04を採用し、知能化技術専用プラットフォーム「Sapie」を備える。
利用には、無線LAN(Wi-Fi)によるインターネット接続環境および設定などを行うPCが必要となる。頭部のカメラで人の動きを感知して、「いらっしゃいませ」や「おはようございます」といったあいさつや任意の言葉を発話せることができる。また、人の問い掛けにも反応し、「今何時?」「ニュース教えて?」といったフレーズ(トリガーワード)に対し、正確に時間やニュースなどを読み上げてくれる。他にも、数千種類にも上る豆知識や雑学、ニュースやクイズなどを自ら発話したり、メールを読み上げたりする機能も有する。
デスクや会議室だけではなく、オフィスなどの受け付けや店舗内、病院や介護施設での利用などが考えられるという。
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