デンソーが2013年1月1日付けで実施する開発組織の変更では、分散電源、車車間・路車間通信(V2X)技術、電動車両の機能安全向上を狙った2電源システムなどの開発を対象とするDP(デンソー プロジェクト)組織が新設される。
デンソーは2012年12月20日、2013年1月1日付けで実施する開発組織の変更を発表した。
今回の組織変更では、3つのDP(デンソー プロジェクト)組織を新設する。技術開発センターでは、分散電源(DPS)領域でのビジネス創出・拡大を狙ったコア技術開発の強化を目的とした「DP-DPS開発室」と、車車間・路車間通信(V2X)技術を活用した製品・サービスの分野拡大・市場創出を目指す「DP-V2X室」を設置する。
パワトレイン機器事業グループでは、燃費向上が可能なISG(Integrated Starter Motor)を用いたマイルドハイブリッドシステムと、電動車両の機能安全向上に役立つ2電源システムの開発を対象とする「DP-2電源システム室」を設置する。
車載情報機器や安全システムを扱う情報安全事業グループでは、「情報安全開発室」と「走行安全システム技術部」を設置する。情報安全開発室は、「DP-Smart HMI室」を改称したもので、安全分野と連携したインストゥルメントパネル周辺のシステム対応力の強化を目指す。「DP-iSafety室」から改称した走行安全システム技術部もシステム対応力の強化を目標としている。
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