ロームの電流検出用チップ抵抗器「LTR18低抵抗シリーズ」は、3216サイズの長辺電極品である。独自の放熱設計により従来比4倍となる定格電力1Wもの高電力に対応している。
ロームは2012年12月18日、車載システム、電源、モーターなどの電流検出に用いるチップ抵抗器の新製品「LTR18低抵抗シリーズ」を発表した。3216サイズ(縦3.2×横1.6×高さ0.58mm)の長辺電極品で、独自の放熱設計により従来比4倍となる定格電力1Wもの高電力に対応したことを特徴とする。2012年4月から月産100万個で量産を開始していたが、需要拡大のために同年10月から月産400万個に増産している。
LTR18低抵抗シリーズは、抵抗体素子構造と材料の改善により、低抵抗でありながら抵抗温度係数で業界トップクラスの小ささを達成した。
さらに、抵抗器の長辺側を電極とする長辺電極構造を採用しているので、短辺側が電極になっている一般的な抵抗器と比べて、接合部への機械的ストレスの軽減や、温度変化に対する接合信頼性の向上も実現している。
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