WebViewの基本的な使用方法Androidアプリケーション開発者のためのTips集(11)(1/2 ページ)

Androidアプリ開発者のためのTips集。Androidの画面部品に「WebView」というものがある。これを使うとアプリケーションにWebブラウザの機能を付加できる。

» 2012年03月22日 10時50分 公開
Android Tips

Tips概要と動作検証環境

用途 便利
カテゴリ WebView
レベル 初級〜中級
動作確認環境 Android 2.3.3(GingerBread) エミュレータにて動作確認
備考 今回のTipsは上記環境で動作確認・検証を行っています


Tips 11:WebViewの基本的な使用方法

 Androidの画面部品に「WebView」というものがある。これを使うことによって、アプリケーションに簡単にWebブラウザの機能を付加することができる。今回は、WebViewの基本的な使用方法について解説する。

画面へのWebViewの配置

 WebViewは、Buttonなどの他の画面部品と同様に、アプリケーションの画面に配置できる。例えば、レイアウトXMLで<WebView>タグによって配置することが可能だ。

WebViewを画面に配置するレイアウトXMLの例:

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
        android:layout_width="fill_parent"
        android:layout_height="fill_parent"
        android:orientation="vertical" >
 
        <WebView
            android:id="@+id/webView_1"
            android:layout_width="match_parent"
            android:layout_height="match_parent" />
 
    </LinearLayout>


WebViewに任意のWebページを表示する

 WebViewのloadUrl()メソッドを使用すると、WebViewに任意のWebページを表示することができる。

 手順としては、まず、インターネットアクセスが発生するので、AndroidManifest.xmlに、以下のパーミッションを追加しておく必要がある。

インターネットアクセスのパーミッション:

	<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET"/>


 後は、WebViewのloadUrl()メソッドに任意のURLを渡すだけだ。以下に、サンプルを示す。

例:WebViewにWebページを表示するサンプル

    public void gotoWebPage( WebView webView ){
        // ページ移動などの処理を自分で行うための設定
        mWebView.setWebViewClient( new WebViewClient() );
 
        // @IT MONOistのページを表示
        mWebView.loadUrl( "http://monoist.atmarkit.co.jp/" );
    }


 loadUrl()の前段階で実行しているsetWebViewClient()の部分では、ページ移動などを処理するためのクライアントを設定している。これを行わないと、Webページ上のリンクをタップした際に標準のWebブラウザが起動してしまう。

WebViewにWebページを表示する 画像1 実行結果:WebViewにWebページを表示する

基本的なブラウザの操作

 WebViewには基本的なWebブラウザの機能がそろっており、ページの履歴移動や表示の拡大・縮小ができる。以下に、それぞれのメソッドを紹介する(表1)。

メソッド名 機能
public void goBack() ページ履歴で1つ前のページに移動する
public void goForward() ページ履歴で1つ後のページに移動する
public boolean zoomIn() 表示倍率を上げる
public boolean zoomOut() 表示倍率を下げる
表1 WebViewが備えるWebブラウザの機能に関するメソッド

APKファイル内のHTMLファイルを表示する

 アプリケーションのバイナリにHTMLファイルを含めておき、その内容をWebViewで表示することが可能だ。アプリケーションを開発する際、「assets」ディレクトリにHTMLファイルと必要な画像ファイルなどを格納しておけば、WebViewで表示することができる。

 今回は、以下のHTMLファイル(assets.html、page2.html)および画像ファイル(banzai.png、droid.png、star.png、sun.png)をassetsディレクトリに配置した(参考:これらを圧縮したものはコチラ)。

<html>
    <head>
    <title>Assets上のHTMLファイル</title>
    </head>
    <body>
        <b><font size="20">Assets上のHTML</font></b><br>
        こんにちは、Android Tips<img src="banzai.png">です。<br>
        今後ともよろしくお願いいたします。<img src="sun.png"><img src="droid.png"><img src="sun.png"><br>
        <a href="page2.html">リンク</a>のテスト<br>
    </body>
</html>
assets.html

<html>
    <head>
    <title>Assets上のHTMLファイル</title>
    </head>
    <body>
        <b><font size="20">Assets上のHTML 2</font></b><br>
        リンク成功<img src="star.png"><img src="banzai.png"><img src="star.png"><br>
    </body>
</html>
page2.html

banzaidroid PNG形式の画像。左:banzai/右:droid

starsun. PNG形式の画像。左:star/右:sun

 assets.htmlをWebViewに表示するには、以下のようにすればよい。

例:assetsディレクトリのHTMLを表示するサンプル

    void loadFromAssets( WebView webView ){
        webView.loadUrl( "file:///android_asset/assets.html" );
    }


 実行結果は以下の通りだ。画像も表示されているのが分かる。

assetsディレクトリのHTMLと画像を表示 画像2 実行結果(1):assetsディレクトリのHTMLと画像を表示

 以下はリンクをタップした際の様子だ。

リンクをタップした際の動作 画像3 実行結果(2):リンクをタップした際の動作
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