【人とくるま展】ハイブリッド路面清掃車に採用されたEDLCモジュール

» 2011年05月31日 00時00分 公開
[朴尚洙,Automotive Electronics]

 日本ケミコンは、『人とくるまのテクノロジー展2011』(2011年5月18日〜20日)において、ハイブリッドタイプの路面清掃車に用いる電気2重層キャパシタ(EDLC)モジュールを展示した(写真1)。


写真1 US Hybrid社が開発したEDLCモジュール 写真1 US Hybrid社が開発したEDLCモジュール 

 このEDLCモジュールは、日本ケミコンのEDLC「DLCAP」を用いて、米US Hybird社が開発したもの。容量は224Whで、入出力の電圧は390V。使用温度範囲は−40〜60℃となっている。ハイブリッド路面清掃車において、ブレーキ時のエネルギーを回生したり、走行用モーターを動作させたりするための蓄電デバイスとして用いる。

 日本ケミコンによれば、「路面清掃車は、一般的な自動車と比べて、発進と停止を繰り返す回数が多い。このため、蓄電デバイスに電力を入出力する回数は圧倒的に増える。そこで、2次電池よりも充放電可能な回数が圧倒的に多く、より大きな電流の入出力も行えるEDLCが採用されたようだ」という。

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