【人とくるま展】「プリウスα」の電池監視ICは、「同プラグインハイブリッド」と同一品電気自動車

プリウスαのLiBパックは、直列に接続した56個の電池セルから構成されている。展示された電池監視ユニットは、1個のユニットでこれらの電池セルの電圧をすべて監視できるように開発された。

» 2011年05月26日 00時00分 公開
[朴尚洙,Automotive Electronics]

 デンソーは、『人とくるまのテクノロジー展2011』(2011年5月18日〜20日)において、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウスα」の7人乗りモデルに採用されたリチウムイオン電池(LiB)監視ユニットを展示した(写真1)。


写真1 「プリウスα」向けのLiB監視ユニットで用いられている基板 写真1 「プリウスα」向けのLiB監視ユニットで用いられている基板 

 デンソーは2010年1月、トヨタ自動車のプラグインハイブリッド車「プリウス プラグインハイブリッド」向けに、LiBパックの各電池セルの電圧を監視するICを開発したことを発表している。この電圧監視ICは、1個当たり7個のLiBセルの電圧を監視することができる。

 プリウスαのLiBパックは、直列に接続した56個の電池セルから構成されている。展示された電池監視ユニットは、1個のユニットでこれらの電池セルの電圧をすべて監視できるように開発された。同ユニットには、プリウス プラグインハイブリッド向けと同じ電圧監視ICが8個搭載されている。

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