面実装タイプの固体タンタルコンデンサ、200℃で500時間の連続動作が可能

» 2011年05月06日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 米Vishay Intertechnology社は2011年5月、面実装タイプの固体タンタルコンデンサ「TH5シリーズ」を発表した。使用電圧は12Vまたは21Vで、静電容量は10μF。容量値の許容差は±10%または±20%となっている。外形寸法が7.3mm×4.3mm×4.0mmのモールドパッケージで供給される。サンプル出荷はすでに開始している。


 TH5シリーズの使用温度範囲は−55〜200℃。ディレーティング(電源軽減)することなく、200℃において500時間の連続動作を実現していることを特徴とする。すなわち、業界標準とされる150℃、175℃よりも高い温度に対応できる。この特徴から、油田探査システムや掘削検知システム、高温で材料を制御する産業用アプリケーション、車載アプリケーションなど、高温において信頼性が要求される用途に適している。

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