ホンダが「CR-V」を3年ぶりに国内投入する理由「ブランドを奮い立たせる」車両デザイン(1/3 ページ)

ホンダが新型「CR-V」を発表。2022年12月に国内販売を終了した5代目CR-Vから約3年ぶりの国内投入となる。国内展開するSUVの中で「先進/洗練」を特徴とする最上位の位置付けとなり、ラインアップも第4世代「e:HEV」を搭載するRSグレードのHEVモデルに絞った。

» 2026年02月27日 06時30分 公開
[朴尚洙MONOist]

 ホンダは2026年2月26日、東京都内で会見を開き、同月27日に国内向けに発売する新型「CR-V」を発表した。1995年10月発売の初代モデルから数えて6代目となる新型CR-Vだが、2022年12月に国内販売を終了した5代目から約3年ぶりの国内投入となる。国内展開するSUVの中で「先進/洗練」を特徴とする最上位の位置付けとなり、ラインアップも第4世代「e:HEV」を搭載するRS(Road Sailing)グレードのHEV(ハイブリッド車)モデルに絞った。価格(税込み)は512万2700〜577万9400円。月間の販売計画台数は400台で、タイのHonda Automobileで生産し輸入する。

新型「CR-V」と会見の登壇者 新型「CR-V」と、会見に登壇したホンダの佐藤英資氏(左)、宮原潤一氏(右)[クリックで拡大]
新型「CR-V」のフロントクオータービュー新型「CR-V」のサイドビュー 新型「CR-V」のフロントクオータービュー(左)とサイドビュー(右)。ボディーカラーはホンダ車で初採用となる「ブレイジングレッド・パール」[クリックで拡大]
新型「CR-V」のリアビュー新型「CR-V」のリアクオータービュー 新型「CR-V」のリアビュー(左)とリアクオータービュー(右)[クリックで拡大]

 6代目CR-Vは北米で2022年9月に発売されてから、中国、タイ、欧州などグローバルに展開を拡大してきた。世界的にSUVの人気が高まる中で、最も競争の激しいCセグメントSUVにおいてホンダの存在感を示し続けてきた車両といえる。一方、日本国内では、5代目CR-Vを2022年12月に終売した後、スポーツSUVの「ZR-V」がCR-Vの後継に位置付けられており、これまで6代目CR-Vは市場投入されてこなかった。

 ホンダ 日本統括部 国内四輪営業部 CR-V営業責任者の宮原潤一氏は、今回の新型CR-Vの国内投入の背景について「1990〜2000年代にかけて登録車の販売比率が高かったホンダだが、2011年の『N-BOX』発売以降は届出車(軽自動車)の販売比率が高まり以降は逆転した状態になっている。近年は軽自動車、小型車のイメージが強まっている中で、ブランドを奮い立たせる狙いも込めて新型CR-Vの国内投入を決めた。また、HEVのラインアップを拡充し、HEVの国内70万台販売を安定的に目指すための施策にもなってる」と語る。

ホンダの登録車/届出車比率の推移 ホンダの登録車/届出車比率の推移[クリックで拡大] 出所:ホンダ

 今回の新型CR-V投入で、国内で販売するホンダのSUVは「WR-V」と「ヴェゼル」、ZR-V、CR-Vの4車種体制となる。車格は、全長4325mmのWR-Vと同4330mmのヴェゼルはBセグメント、同4570mmのZR-Vと同4700mmのCR-VはCセグメントに位置付けられる。ただし、5代目CR-Vとほぼ同サイズのZR-Vと異なり、6代目CR-VはDセグメントに近く一回り大きい。そこで、4つのSUVそれぞれの位置付けは、WR-VがアクティブSUV、ヴェゼルが王道/スマートSUV、ZR-Vが上質/スポーツSUV、そしてCR-Vが先進/洗練SUVとして最上位に位置付けられた。

ホンダのSUV4車種の位置付け ホンダのSUV4車種の位置付け[クリックで拡大] 出所:ホンダ

 新型CR-VのラインアップはスポーツグレードであるRSの2タイプのみを展開する。「e:HEV RS」はFFと4WDの両方を設定しているものの、最新の安全装備を搭載する「e:HEV RS BLACK EDITION」は4WDのみの設定だ。新型CR-Vは2025年12月の受注開始から約2000台を受注しおり、8割がe:HEV RS BLACK EDITION、9割が4WDモデルとなっている。

新型「CR-V」は「e:HEV RS BLACK EDITION」と「e:HEV RS」の2タイプのみの設定 新型「CR-V」は「e:HEV RS BLACK EDITION」と「e:HEV RS」の2タイプのみの設定[クリックで拡大] 出所:ホンダ
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