ICTネットワークのエネルギー効率を1000倍向上させるための世界的なイニシアチブに日本企業として初めて参加。
富士通は3月11日、ICTネットワークのエネルギー効率を1000倍向上させるための世界的なイニシアチブである「グリーンタッチ・コンソーシアム(GreenTouch)」に3月1日に参加したと発表した。このコンソーシアムへの参加は日本企業として初めて。
富士通では今後、サービスプロバイダーや企業の研究所、学術研究機関など他のグリーンタッチ参加機関と協力して、エネルギー効率の高いネットワーク実現のための先駆的技術の研究・開発を支援し、自社の製品開発に生かすことを目標にする。特に同社が培ってきたネットワーキング技術やコミュニケーション分野での見識を、基幹光ネットワーク、モバイルコミュニケーション、優先アクセスネットワーク分野におけるグリーンタッチ・イニシアチブの進展に活用できると考えているという。
グリーンタッチ・コンソーシアム会長でベル研究所副社長のGee Rittenhouse氏は「グリーンタッチへの参加に当たり富士通は、CO2排出量の削減と環境の改善に向けた取り組みについて、声明を発表しました。グリーンタッチは富士通を歓迎します。コンソーシアムの野心的目標の達成において、富士通が大いなる貢献と支援を提供してくれることを期待します」とコメントしている。
グリーンタッチは2010年1月に設立され、5年以内にICTネットワークのエネルギー効率を現在の1000倍に引き上げることを目指している。設立時の企業・団体はAT&T、China Mobile、Freescale Semiconductor、The Research Laboratory for Electronics、Samsung Advanced Institute of Technology、Alcatel-Lucent Bell Labsなど15社。
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