富士通、最新CPU搭載PCクラスタの検証データ公開:PCクラスタ性能検証センターのPRIMERGYを強化
富士通はPCサーバ「PRIMERGY」において、インテル社の最新CPU「インテル Xeon プロセッサー 5600番台」に対応したことを発表。同社検証センターにも配備
富士通は2011年2月14日、PCサーバ「PRIMERGY」において、同日発表したインテル社の最新CPU「インテル Xeon プロセッサ 5600番台」に対応したことを発表。同時に、2010年7月開設の同社「PCクラスタ性能検証センター」に、最新CPUを搭載した「PRIMERGY BX922 S2」「PRIMERGY BX920 S2」を配備した。
- 計算ノード:ブレードサーバ「PRIMERGY BX922 S2」「PRIMERGY BX920 S2」(最大216並列):(CPU:インテル Xeon® プロセッサー X5690(3.46GHz/6コア)、インテル Xeon プロセッサー X5687(3.60GHz/4コア)、インテル Xeon プロセッサー X5675(3.06GHz/6コア)、インテル Xeon プロセッサー X5672(3.20GHz/4コア)搭載)
- 計算ネットワーク:InfiniBand QDR(40Gbps)
検証設備はインターコネクト(計算ネットワーク)として使用するInfiniBand QDRを始めとする最新のハードウェアおよびオープンソース・ソフトウェアを含む、PCクラスタに最適なOS・ミドルウェアで構成。性能検証の実施に当たっては、システムインフラ専任技術者によるサポートも提供している。
なお、以下6社の解析ソフトウェアベンダのアプリケーションについては、最新CPUにおける性能検証を実施しており、CPUクロック周波数を高めたことによる性能向上が見られたという(検証データについては、記事末の同社プレスリリースから閲覧可能)。
- アルテアエンジニアリング:線形および非線形シミュレーション向け有限要素ソルバー「RADIOSS」
- アンシス・ジャパン:熱流体解析ソフトウェアパッケージ「ANSYS CFD」、有限体積法 汎用熱流体解析ソフトウェア「ANSYS FLUENT」、有限体積法 汎用熱流体解析ソフトウェア「ANSYS CFX」
- エクサ・ジャパン:熱流体ソフトウェア「PowerFLOW」、音響解析用ポスト処理ツール「PowerACOUSTICS」
- エムエスシーソフトウェア:汎用非線形構造解析ソルバー「Marc」
- サイバネットシステム:構造・伝熱解析ソフトウェア「ANSYS Mechanical」
- ソフトウェアクレイドル:構造格子系汎用三次元熱流体解析システム「STREAM」、非構造格子系汎用三次元熱流体解析システム「SCRYU/Tetra」
そのほかのアプリケーションについても性能検証を随時行い、結果を公開していくとのことだ。
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