NI、三菱電機、ImagingLabの3社は共同で、三菱電機製のロボット用ライブラリ「ImagingLab Robotics Library for Mitsubishi」を開発。
ナショナルインスツルメンツは2010年11月30日、工業用ロボットテクノロジー/FA分野でグローバル展開を行う三菱電機と、ビジョン/ロボットの統合ソリューションを提供する伊ImagingLabと共同で、三菱電機の水平多関節ロボットおよび産業用多関節ロボットアーム用のライブラリ「ImagingLab Robotics Library for Mitsubishi」を開発したと発表。2011年1月より販売を開始する。
同ライブラリを用いることで、Ethernetまたはシリアル経由で三菱電機製のロボットと直接通信し、制御することができる。個々のコマンドあるいはプログラム全体をロボットコントローラに送信したり、ダウンロードしたりすることも可能だ。
また、同ライブラリはナショナルインスツルメンツのグラフィカルプログラミング言語「NI LabVIEW」用に特別に最適化されている。そのため、ロボット制御から高度な計測やマシンビジョンまで、ロボットシステムのあらゆる側面を複雑なロボットプログラミングの専門知識なしに、単一のグラフィカルプログラミング環境で実装することができる。また、LabVIEWは他社製デバイスとのシームレスな統合を可能にするため、三菱電機製のロボットをさまざまなシステムと統合することも容易になる。
LabVIEWと同ライブラリを使用することで、グラフィカルなプラットフォームにより、ロボットの性能および信頼性を維持しつつ、ロボットを制御することが可能になるほか、自動テストや研究/製造アプリケーションの生産性・性能が向上するため、コスト削減や開発期間の短縮に貢献できるとしている。
なお、同ライブラリは、すでにテストおよび自動組み立ての分野で多数の工業用ソリューションに使用されているとのこと。
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