これから電子回路について学びたい人、知識の再確認を行いたい人のための電子回路ドリルです。宿題形式で毎週お届け!
これから電子回路を学ぼうとしている人のために、あるいは常識として電子回路の知識を身に付けたい人のために、効率の良い電子回路の勉強法はないのでしょうか?
私は最近、電子回路の勉強は“難しい理論を覚えるよりも、技のバリエーションを増やす方が手っ取り早い”と感じています。
「電子回路ってなんだか難しそうなモノだなぁ」とイメージしている初心者の方! 安心してください。実は、中学校の理科で習う「オームの法則」だけでも、その使い方を十分にマスターすれば、かなりの電子回路を理解することができます! そうです、“使い方をマスターする(=バリエーションを増やす)こと”がポイントなのです。
本連載では、技のバリエーションを増やすことを目的とし、毎週、電子回路に関する問題を宿題形式で出していきます。そして、解答・解説は翌週に掲載します。つまり、新聞のクロスワード・パズルや詰め将棋の欄といった雰囲気です。勉強や息抜きなど目的はさまざまだと思いますが、“継続は力なり”の精神で本連載が毎週お届けする「宿題」にぜひチャレンジしてください。
本連載のカリキュラム
本連載ですが、私の職業柄“学校風”で進めていきたいと思います。そこで、学校のように「3学期制」を採用して、学期ごとのテーマに関する問題を出題する予定です。
ここでは、オームの法則やキルヒホッフの法則を使って、電子回路のさまざまな計算を行います。また、マイコンの入出力に関する内容も出題します
デジタル回路は、0(Low)と1(High)の組み合わせで情報を処理する回路です。パズル的に楽しくチャレンジできる内容を出題します
HDLは、デジタル回路(ハードウェア)を設計するためのコンピュータ言語です。ここでは、HDLに関する内容を中心に出題します
また、中間考査や期末考査も予定していますので期待してください。
本連載の進め方ですが、以下のような問題を本文の最後に出題していきます。解答・解説は1週間後です。
それでは、1学期 「電子回路の基礎知識」のスタートです。まずは、“肩慣らし問題”から出題します。
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