トヨタ自動車は、「Japan Mobility Show Bizweek 2026」において、ある意味で異色の展示を行っている。同社が開発したAIバスケットボールロボット「CUE7」を中心に配置しているものの、それ以外に具体的な展示品は置いておらず、展示スペースのうち半分を2部屋のミーティングルームに割り当てる構成になっている。
トヨタ自動車は、「Japan Mobility Show Bizweek 2026」(2026年10月13〜16日、幕張メッセ)において、ある意味で異色の展示を行っている。同社が開発したAI(人工知能)バスケットボールロボット「CUE7」を中心に配置しているものの、それ以外に具体的な展示品は置いておらず、展示スペースのうち半分を2部屋のミーティングルームに割り当てる構成になっている。
トヨタ自動車の「Japan Mobility Show Bizweek 2026」の展示ブース。中央に「CUE7」があるが、それ以外に具体的な展示品はない。CUE7の後ろの壁にはミーティングルームの入り口がある[クリックで拡大]今回の展示でトヨタ自動車が目指しているのは、「もっといいモノづくり」にともに挑戦するための仲間づくりである。実際に、展示スペース両サイドの横壁には、同社の世界の工場をテストフィールドに「もっといいモノづくり」を目指すためのイメージイラストが描かれており、ヒューマノイドやフィジカルAIを積極的に取り込んでいく意識が強く表れている。「Japan Mobility Show Bizweekというイベントは、イノベーションを生み出す推進力となるスタートアップとの出会いを生みだすことが目的になっている。トヨタ自動車としても、『もっといいモノづくり』に向けてスタートアップとつながりたいという思いは強い」(同社の説明員)という。
なお、トヨタ自動車が目指す「もっといいモノづくり」は、人の能力を生かすことを前提とした「人中心」、ヒューマノイドやフィジカルAIなどを導入する前に工場のムダを徹底的に省く「TPS(トヨタ生産システム)」、世界中の工場にいる匠の技術をロボットが学び、他の技術者に伝える役割を担う「匠を伝える」、現場で実証を重ねながら品質を改善する「リアルな現場」という4つの要素で構成されている。展示スペースの中心にあるCUE7は、プロバスケットボール選手という匠から技術を学ぶロボットの事例であるとともに、挑戦の象徴として設置された。
展示スペースのミーティングルームでは、トヨタ自動車の担当者とスタートアップの間で、「もっといいモノづくり」に向けてどのような共創が可能なのかについて突っ込んだ議論が行われる。4日間の開催期間で90件の打ち合わせの予約が入っており、既に残り枠数は少ない状況にある。「トヨタ自動車の『もっといいモノづくり』に興味がある方は、立ち話でもいいのでぜひ声をかけてほしい。ミーティングルームが使えなくても、Japan Mobility Show Bizweekには『Meet-up Box』という仕組みがあるので、会期後にもいろいろと話し合えればと考えている」(同説明員)。
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