アルプスアルパインは、車載操作パネルなどに使用するエンコーダー「EC11P」シリーズを開発した。表面実装方式の採用により自動実装工程への対応を可能にし、製造工程の自動化と環境負荷低減に貢献する。
アルプスアルパインは2026年7月30日、車載操作パネルなどに使用する11型SMDエンコーダー「EC11P」シリーズを開発したと発表した。同年11月より量産を開始する予定だ。
本製品は、従来のDIP(Dual-in-line Package)実装方式に代わり、表面実装(SMD)方式を採用することで自動実装工程への対応を可能にし、人手による部品挿入工程の削減および生産性向上、実装コスト低減に貢献する。また、基板への穴加工が不要となり、基板レイアウトの制約を低減。片面実装による省スペースな基板設計や、基板構成簡素化によるコスト低減にも貢献する。
加えて、従来品比で位相差性能(操作信号の検知性能)を1.3倍に向上。これにより、長期間使用による内部部品が摩耗しても安定した信号を読み取ることができ、操作信号の誤検知リスクを低減する。液体フラックスの使用量も削減できるため、廃棄物、廃液の処理負荷、環境負荷の低減にも貢献する。
製品名は「EC11P1525402」で、サイズは11.7×15.3×24.5mm、動作温度は−40〜+85℃。主な用途はカーエアコン、プロジェクター、電子レンジ、洗濯機などの各種コントロールを想定している。
今後は、量産開始に先行して拡販活動を進め、車載HMI用途への採用拡大を目指す方針だ。
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