横河電機が最新版統合情報サーバを発売、マルチベンダー連携を強化FAニュース

横河電機は、統合情報サーバ「OpreX Collaborative Information Server」の機能を強化した最新版を発売した。マルチベンダー連携の強化やセキュリティ向上により、プラント操業の高度化に貢献する。

» 2026年06月29日 13時00分 公開
[MONOist]

 横河電機は2026年6月12日、統合情報サーバ「OpreX Collaborative Information Server」のユーザビリティ高度化、マルチベンダー連携機能の強化、システム全体のセキュリティ向上を図った最新版を発売した。必要な情報を適切なタイミングで届けることで、効率的なプラント操業と迅速な意思決定を支援する。

 同製品は、同社の制御事業の包括的ブランド「OpreX Control and Safety Systems」のラインアップで、世界各地のプラントにおいて、設備や各種システムから得られるデータを集約して一元管理し、生産活動全体を横断的に把握するための情報基盤を提供する。

 統合操作、監視画面から、統合生産制御システム「CENTUM VP」の操作監視ステーション「HIS」の特定の操作監視ウィンドウを直接呼び出す機能を搭載。これにより現場のオペレーターは、従来のHISと同等の機能や画面構成、操作性を維持したまま、同サーバを統合HMI環境として利用できる。また、接続されている各システムの画面をリモートデスクトップ画面として表示する機能も追加し、利便性を高めている。

キャプション 統合操作、監視画面(左上)から「CENTUM VP」の特定の操作監視ウィンドウ(右下)を直接呼び出す機能を搭載[クリックで拡大] 出所:横河電機

 さらに、OPC UAサーバにおける情報モデル機能を強化。これにより、異なるメーカーの機器を接続する際に複数の情報モデルに対応可能となり、装置やシステム構成の違いを吸収しやすくなるため、アプリケーション開発の効率向上と高い相互運用性に貢献する。

 セキュリティ面では、米国のCenter for Internet Securityが発行するガイドラインであるCISベンチマークに基づく同社のセキュリティ設定集「ITセキュリティツール」に対応。同ツールを適用することで、システムをインストールしたWindowsコンピュータの設定を強化し、プラットフォーム全体のセキュリティリスク低減に寄与する。

 主な市場として、石油、ガスの採掘、精製工程のほか、石油化学、再生可能エネルギー、電力、紙パルプ、水処理などのプラントを見込む。プラントの監視、操作、制御、データ収集、データ提供、記録保存などの用途に適する。

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