横河電機は、差圧、圧力伝送器のシリーズを一新し、「OpreX Pressure Transmitter EJX S」シリーズとして発売する。独自のシリコンレゾナントセンサー技術を基に、測定精度や長期安定性、耐久性を大幅に強化した。
横河電機は2026年2月26日、プラント向けフィールド機器の主力製品である差圧、圧力伝送器の「EJX J」シリーズを一新し、「OpreX Pressure Transmitter EJX S」シリーズとして発売すると発表した。海外の一部地域で同年3月9日から先行販売し、国内では同年9月の発売を予定する。
OpreX Pressure Transmitter EJX Sシリーズは、プラント内の圧力、流量、液位を測定するデバイスだ。30年以上の実績を持つ同社独自のシリコンレゾナントセンサー技術を基に、測定精度や長期安定性、耐久性を大幅に強化した。適用分野として、石油、ガス、電力、再生可能エネルギー、食品、医薬品などを想定している。
測定精度は付加仕様コードおよびHAC指定時に±0.025%。また、20年間で±0.1%の長期安定性を誇る。レンジアビリティは最大400:1に達し、通信プロトコルはHART、PROFINETに対応する。信頼性、堅牢性に優れ、防じん防水規格のIP68や機能安全規格のSIL2に標準適合し、耐ノイズ性能も向上している。
運用面では、カラーバックライト付きグラフィックディスプレイを新たに採用した。アラート情報が種類ごとに色分け表示されるため、機器の状態を容易に把握できる。
従来品から改善した点は、マルチ防爆への対応やデュアル電源接続口の採用、アドバンス診断機能の搭載により仕様を標準化し、少ない製品コードで幅広い用途に対応可能になった。機能ごとに部品を組み合わせるモジュール構造により、部品交換やメンテナンス作業の簡素化も図っている。
さらに同シリーズは、設計において同社のサステナビリティ指針「Trusted Green」に基づき、製品ライフサイクル全体での環境負荷低減を追求している。生産工程におけるCO2排出量を大幅に削減したほか、分解や廃棄が容易な設計を採用しており、顧客の保守部品在庫の最適化や廃棄時の負荷低減に貢献する。
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