マンカインドゲームズは「第6回 XR・メタバース総合展 【夏】」で、VR防災訓練システム「バーチャル防災訓練」を披露した。同システムはオフィスや工場、倉庫で3Dスキャンを実施して実際の環境をそのままVR空間内に構築し、この空間内で火災リスク教育や防災訓練が可能だ。
マンカインドゲームズは「第6回 XR・メタバース総合展 【夏】」(2026年6月17〜19日、東京ビッグサイト)で、VR(仮想現実)防災訓練システム「バーチャル防災訓練」を披露した。
バーチャル防災訓練は東京消防庁と共同開発した「バーチャル防災訓練 東京消防庁ver.」で培った技術を応用した防災DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションだ。バーチャル防災訓練はコクヨと共同開発し、同社の東京品川オフィス「THE CAMPUS」に導入されている。
同システムは専門のスタッフがオフィスや工場、倉庫に訪問して3Dスキャンを実施し、実際の環境をそのままVR空間内に構築する。これにより、普段の職場/現場の環境を模したVR空間内で避難経路や設備の配置を確認できる。
マンカインドゲームズ説明担当者は「製造業の工場のような生産ラインを止められない環境でも、バーチャル防災訓練を活用することで、何が火災のリスクにつながるのか、実際に工場内で火災が発生した場合の初期消火対応などをVR空間上で訓練できる」と語る。
バーチャル防災訓練は複数人が同一空間上で訓練に参加でき、連携しながら避難時の動線や初期消火対応の訓練が可能だ。直感的なUIやスコアシステム、レベルアップ機能といったゲーム要素を含んでいるため、従業員のモチベーションを維持しながら防災訓練を実施できる。
「われわれはゲーム開発会社としてさまざまなゲーム制作に携わってきた。ゲームに近い分野でわれわれが持つインタラクティブなモノづくりを生かして、世の中に役立つソリューションを提供したいという思いで防災訓練システムを開発した。ゲームのシナリオデザインのように、ユーザーが作業させられているのではなく、訓練を面白く感じられるようにバーチャル防災訓練を構築している」(同担当者)と強調する。
バーチャル防災訓練はVRゴーグルが無くてもWindows PC上で動作可能なため、VRデバイスが足りない環境でも訓練を実施できる。会場で披露したVRゴーグルとVRローラーシューズの組み合わせについては可能性の展示であり、VRローラーシューズについては安全面などを考慮して展開をするかを検討するという。「今回は可能性の1つとして展示しているが、このシューズと組み合わせることで防災以外のさまざまな領域で活用できると考えている」(同担当者)と述べた。
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