常石造船は、稼働開始から15年以上運用している資機材の調達、在庫を一元管理する調達システムの刷新にあたり、AI駆動開発による完全内製化に着手した。
常石造船は2026年6月10日、稼働開始から15年以上運用している資機材の調達、在庫を一元管理する調達システムを刷新するにあたり、AI(人工知能)駆動開発による完全内製化に着手したと発表した。AI駆動開発を前提とした高速なシステム開発と、継続的な機能改善が可能なシステム基盤の構築を推進する。
同プロジェクトでは、クラウドベースのマイクロサービス型アーキテクチャへと刷新し、柔軟性の高い次世代システム基盤を構築する。AI駆動開発を導入することで、設計や実装、テスト工程の70%以上を削減する見込みだ。常石グループの造船セグメント各社で利用可能なマルチカンパニー仕様として同システムの開発を進めている。業務ごとに利用システムを標準化および一本化し、運用効率の向上と管理負荷の低減を図る。
具体的には、KongのAPIマネジメントプラットフォーム「Kong Konnect」による統合的なAPIおよび認証管理と、Scalarの分散データ基盤「ScalarDB」を採用。Kong Konnectの活用により、統合的なAPI管理と強固な認証基盤を確立し、複数のサービス間をセキュアかつ高速につなぐ。また、システムを機能単位でサービス分割するマイクロサービス化により、システム停止のリスクを極小化する。
データベースの刷新にあたっては、ScalarDBをハブとして機能させることで、複数データベース間の強固なデータ整合性を維持し、データの横断的活用が可能となる。また、AI駆動開発では、設計、実装、テスト工程をAIが担うことで工数を大幅に削減。人間は分析結果の理解やリファクタリング方針の判断など、より高度な意思決定に集中できる。
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