三菱電機は食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2026」において、工場内の空調やプロセス冷却、低温保管など食品工場向けのソリューションを展示した。
三菱電機は食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2026」(2026年6月2〜5日、東京ビッグサイト)において、工場内の空調やプロセス冷却、低温保管など食品工場向けのソリューションを展示した。
三菱電機では、2030年に向けて空調家電事業の売上高を2兆円にする目標を掲げている。同社 執行役員 リビング・デジタルメディア事業本部 副事業本部長 兼 空調・冷熱システム事業部長の橋口正哉氏は「冷凍食品や食品輸出入の需要拡大に伴って、今、低温事業が伸びている。食品工場、物流倉庫、低温物流の伸長も合わせて見込まれており、当社の強みを生かして提案していきたい。各種工場においては、暑熱対策の関心も高まっている」と話す。
会場で展示した「暑熱対策(間接散水)キット」は、外気の温度が通常よりも高い高外気下で、屋外に置かれた冷凍/冷蔵システムのコンデンシングユニットを冷却することで、安定した運転を実現する三菱電機製コンデンシングユニットの別売り部品となる。
近年の猛暑においては、高温によるコンデンシングユニットの冷凍/冷房能力の低下や、機器内の圧力が上がり過ぎて異常停止してしまう高圧カットが問題となっている。ただ、冷却するためにコンデンシングユニットに直接散水を続けると、腐食してガス漏れなどの原因となってしまう。
そこで、三菱電機の暑熱対策キットは、間接散水方式を採用した。水で濡らしたフィルターでコンデンシングユニットを覆うことで、水の気化熱を利用して吸入される空気の温度を下げ、コンデンシングユニットの安定稼働を実現する。水は一定量の水道水を循環させて使用するため水道代も抑制する。
常時遠隔監視システム「MELく〜るLINK」は、空調や冷凍機器のデータをクラウドに集約し、遠隔で一括管理/監視するサブスクリプション型のシステムとなっている。データの通信装置としては、空調冷熱総合管理システム「AE-CJZ」または「EW-CJZ」を活用。専用のSIMカードによるモバイル通信を利用するため、顧客側の既存回線を使わずに導入できる。冷媒漏えい診断機能があり、フロン排出抑制法で義務付けられている3カ月に1回の簡易点検を同機能で代替できる。
2026年5月に提供を開始した「スマート保全サービス」は、保全業務の予備品管理などを効率化するSaaS型のサービスで、対象の設備と使用部品、予備品の保管場所、保全記録などを一元的に管理できる。主要な使用部品に関しては、生産中止情報や代替品情報も確認できる。
同じく「遠隔保守サポートサービス」も、装置メーカーのアフターサービスを遠隔で可能にする新しいSaaS型のサービスとなっている。ユーザーに導入した装置の稼働状態や遠隔復旧などが可能になる。
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