コーセーは、印刷済みポリプロピレンの端材を透明な樹脂へと再生する脱墨技術を開発した。無色透明のバージン材に相当する高い透明度を達成したことで、個包装箱の資源として再生可能になった。
コーセーは2026年3月18日、印刷済みポリプロピレン(PP)の端材を透明な樹脂へと再生する脱墨(だつぼく)技術を開発したと発表した。無色透明のバージン材に相当する高い透明度を達成したことで、個包装箱の資源として再生可能になった。
同技術は、インクと親和性の高い特別な洗浄液によってインク成分を吸着、除去し、再生材特有のにごりやくすみを取り除く。化粧品の個包装箱としての機能を維持できる透明性を備えると同時に、環境負荷低減につながるリサイクル性を確保した。
着色して使用することが多いPPは、再生利用時に色が抜けず、用途が限られるという課題があった。また、化粧品の個包装箱は、内容物の繊細な色と質感、容器の意匠を視認するために透明性が重要となる。
同社は、同年4月16日に発売する「BB ティント UV クール(限定品)」の個包装箱に脱墨技術を用いた再生原料を活用する。将来的には、化粧品業界に向けて循環型プラスチックという新たな選択肢を提示するとしている。
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