ソニーと三菱商事など14社は、高機能製品に使用可能なリニューアブルプラスチックを製造し、活用するためのグローバルサプライチェーンを共同構築した。このサプライチェーンで製造するプラスチック素材は今後、ソニーの製品への採用を予定している。
ソニーと三菱商事など14社は2026年2月6日、高機能製品に使用可能なリニューアブルプラスチックを製造し、活用するためのグローバルサプライチェーンを共同構築したと発表した。このサプライチェーンで製造するプラスチック素材は今後、ソニーの製品への採用を予定している。【訂正あり】
【訂正】ソニーからの申し入れにより初出時に公開していた図版を1点取り下げました。[編集部/2026年2月10日15時30分]
ソニーは環境負荷ゼロを実現するために環境計画「Road to ZERO」を、気候変動、資源、化学物質、生物多様性の4つの視点で推進している。その中で資源については、2050年までに環境負荷ゼロを目指し、さまざまな活動を進めている。
その中で「採掘資源の使用ゼロ」を目指す新たな活動としてバージン材と同等の性能を持ちながら環境負荷を低減するリニューアブルプラスチックをソニー製品に導入する活動「Creating NEW from reNEWable materials」を推進する。
リニューアブルプラスチックは、バイオマスなど再生可能な原料から作る新品のプラスチックだ。採掘資源を使わないプラスチックとしては、使い終わったプラスチックを再利用するマテリアルリサイクルプラスチックが一般的だが、品質面で高い性能が供給される部品については置き換えが難しかった。この領域でリニューアブルプラスチックを採用していく。
ソニーグループ 技術戦略コミッティ メカ戦略コミッティ サステナビリティ 主幹技師の大場契沖氏は「別の要素として、航空燃料でSAF(Sustainable Aviation Fuel)を採用する動きが広がり、生産量が増加している。その副産物としてバイオナフサが生まれるため、これを活用できる」と述べる。
ソニーが製品に採用するリニューアブルプラスチックは、バイオマス由来原料と石油由来原料を混合するマスバランスの採用を計画している。マスバランス方式で生産されたリニューアブルプラスチックは従来の設備や工程を使用でき、石油由来樹脂と同等の性能を確保できるという。
これらを従来は光透過率の問題などでマテリアルリサイクルプラスチックの採用が難しかった光学部品や、難燃性能の問題で難しかった添加剤などで採用していく方針だという。「ソニー製品のオーディオ/ビジュアル製品の内、何に採用するかはまだ答えられないが、2026年以降に導入していく。マテリアルリサイクルプラスチックとリニューアブルプラスチックを組み合わせて環境負荷を下げていく」と大場氏は述べる。
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