ただ、これらのリニューアブルプラスチックを安定的に採用していくためには、サプライヤーや材料メーカーなど、サプライチェーンの構築が欠かせない。そこで、主に三菱商事と協力し、リニューアブルプラスチックのサプライチェーン構築を進めた。その結果、14社の協力の下、サプライチェーンを可視化し、複数の種類のプラスチックについて、バイオマス原料を出発点とするサプライチェーンを構築した。これにより、従来と同等の品質を維持したリニューアブルプラスチックを製造できるという。
参加したのは、ソニーの他、三菱商事、ADEKA、CHIMEI、ENEOS、Formosa Chemicals & Fibre、Hanwha Impact、出光興産、三井化学、Neste、Qingdao Haier New Material Development、SK Geo Centric、東レ、Toray Advanced Materials Koreaの14社となる。
各社の役割は以下の通りだ。
リニューアブルプラスチックを安定して活用するためにサプライチェーンを構築していくためには3つの壁があったという。1つ目はサプライチェーンが長大/複雑で業界慣習が異なるという点、2つ目はサプライチェーン各社にとって可視化が不都合な場合があるという点、3つ目が、川下と川上では発注ロットサイズが大きく違うという点だ。今回はこれらを可視化する仕組みを構築したことで、参加企業にメリットをもたらす仕組みを実現できたという。
三菱商事 機能素材本部環境素材事業部 マーケティング・インテリジェンスチームリーダーの小野純一郎氏は「リニューアブルプラスチックを安定して活用するためにはサプライチェーン全体の協力が不可欠だ」と仕組み作りの価値について説明する。
今後は、さらに今回の枠組みを生かし、原材料の長期確保や新原材料導入、コストの適正化、CO2排出量の明確化と削減などにも取り組んでいく方針だ。また、さらに参加企業の拡大や、リニューアブルプラスチック以外への枠組みの拡大なども検討していくという。
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