業務用大型ロボと家庭用小型ロボがオフィスビルで協働、日建設計がRMFを適用ロボット開発ニュース(3/3 ページ)

» 2026年01月20日 06時30分 公開
[森山和道MONOist]
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3つの実証実験を報道陣に公開

 報道陣に公開された実証実験のシナリオは以下の3つだ。

実証実験のシナリオ 実証実験のシナリオ。これらの中から3つが報道陣に公開された。3つ以外についても既に検証済みだという[クリックで拡大] 出所:日建設計

 1つ目は、搬送ロボットと小型ロボットのすれ違いだ。搬送ロボットが通路に侵入すると小型清掃ロボットが一時停止することで回避しやすくする。

搬送ロボットと小型ロボットがすれ違う様子[クリックで再生]

 2つ目は火災警報への対応だ。搬送ロボットが火災警報に反応して、ロボットを人の避難の妨げになりにくい退避場所へと移動させる。

火災警報への対応[クリックで再生]

 3つ目は、狭い場所での搬送ロボットと中型ロボットのすれ違い制御である。パントリーから清掃ロボットが抜けたあとに搬送ロボットが侵入するという内容だ。

狭い場所での搬送ロボットと中型ロボットのすれ違い制御[クリックで再生]

 これらの他、位置ズレへの対応、ロボット渋滞防止などの実証も既に2025年内に行われており、良い結果が出ているという。

屋内外ロボットの連携も視野に

 日建設計はロボットをフル活用できる建物設計やロボットフレンドリーのコンサルティングを進めていく。計画の策定、要件定義、実際の設計、導入支援などの各フェーズでロボット導入を進める。

日建設計のロボフレコンサル 日建設計のロボフレコンサル[クリックで拡大] 出所:日建設計
「プラグ&プレイ」 今後は「プラグ&プレイ」で簡単に使えるサービスロボットの在り方も目指す[クリックで拡大] 出所:日建設計

 現時点のロボットは「買ってきてすぐに使える」ような機材ではない。だがそのような使い方もできるように積極的に管理/制御システムの導入、ビルのデジタルツインを実現する屋内ダイナミックマップの構築と活用、そして屋外用ロボットと屋内用ロボットの自動連携などを進める。光田氏は「ロボットからロボットへの人を介さない荷物の受け渡しなどの実現を目指していきたい」と述べている。

会見の登壇者と実証実験に用いたロボットのフォトセッション 会見の登壇者と実証実験に用いたロボットのフォトセッション。ロボット後方にいる会見の登壇者は左から、ビルポの赤津冬馬氏、日建設計の光田祐介氏、Panasonic Asia Pacificのグエン・ジェイヒン氏。[クリックで拡大]

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