わずか10mm、フルカラー3Dプリンタ製“極小”鉄道模型フィギュアシリーズ登場:3Dプリンタニュース
タカラトミーグループのトミーテックは、フルカラー3Dプリンタで製造した鉄道模型フィギュア「ジオコレ3Dものがたり」シリーズを2025年9月から展開する。
タカラトミーグループのトミーテックは2025年9月26日、フルカラー3Dプリンタで製造した鉄道模型フィギュア「ジオコレ3Dものがたり」シリーズを、同年9月から展開すると発表した。
フルカラー3Dプリンタ製の鉄道模型フィギュア「ジオコレ3Dものがたり」シリーズを新たに展開する[クリックで拡大] 出所:トミーテック
第1弾として「ジオコレ3Dものがたり001 6月の雨」と「ジオコレ3Dものがたり002 スーパー前」の2種類を、同年9月26日から同社の通販サイト「テックステーション」で販売する。販売価格(税込み)はいずれも2860円だ。
同シリーズは、スケールを統一したミニチュアシリーズ「ジオコレ」において、初めてフルカラー3Dプリンタを活用した鉄道模型フィギュアとなる。約10mmという極小サイズながら、緻密でカラフルな造形を実現している。
約10mmという極小サイズながら、緻密でカラフルな造形を実現[クリックで拡大] 出所:トミーテック
ジオコレ3Dものがたり001 6月の雨には、ビニール傘を手にする人々やアジサイなどのフィギュアが含まれる。ジオコレ3Dものがたり002 スーパー前には、カプセルトイ販売機やカゴ台車、買い物客などのフィギュアが付属する。なお、人間のフィギュアのサイズは1体当たり5×12×3mmで造形されている。
「ジオコレ3Dものがたり001 6月の雨」のセット内容[クリックで拡大] 出所:トミーテック
「ジオコレ3Dものがたり002 スーパー前」のセット内容[クリックで拡大] 出所:トミーテック
透明樹脂の併用により、従来難しかった質感や見た目を再現することが可能となり、豊かな表情を持つフィギュアに仕上がっているという。特に、カプセルトイ販売機は、タカラトミーアーツが展開する実機を取材してデザインされており、マシン内部の極小カプセルまで再現するなど、リアルなディテールにもこだわっている。
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