LIGHTzは、製造業の設計開発における開発速度や生産性の向上を支援する3Dプラットフォーム「blooplinter」の導入が製造業で進んでいると発表した。特に「AI要件チェック機能」が活用されているという。
LIGHTzは2025年6月10日、製造業の設計開発における開発スピードや生産性の向上を支援する3Dプラットフォーム「blooplinter」の導入が製造業で進んでいると発表した。
特に、3D CADデータから生産要件を自動でチェックする「AI要件チェック機能」が活用されているという。
AI要件チェック機能は、設計中の3Dモデルをアップロードすることで、AI(人工知能)が社内生産基準に対する形状ごとの成立性を自動判定する。
具体的には、特徴形状として、せん断加工で成形する穴、成形加工で成形する張り出しといった形状、穴と穴の距離といった形状間の関係性を定義する。特徴形状は、企業ごとにカスタマイズでき、各形状の製造要件基準値を設定するだけで自動的に要件をチェックする。
社内生産基準の考慮不足や抜けや漏れがないかを自動検知し、工数を大幅に削減することで時間を短縮できる他、コストの削減、品質の安定化に貢献する。
設計や生産技術の担当者は、要件チェックを実施後、3D Viewer上に可視化されたチェック結果を基に、解決すべき問題が存在するか、問題はどの部分なのかを一目で把握できる。
blooplinterは、熟達者のナレッジ情報、過去の実績情報などを3D CADデータにひも付けて蓄積する。これにより、開発や設計、生技の現場で効果的に組織の知見を利活用でき、ナレッジ情報を3Dモデルとテキストの両方から取得可能となる。
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