A1Aは「製造業調達・購買部門のDXへの取り組みに関する実態調査」の結果を発表した。約94%が調達購買DXに取り組みつつも、そのうち約38%が「構想検討中」で、具体的な取り組みはまだこれからと回答した。
A1Aは2025年1月14日、「製造業調達・購買部門のDXへの取り組みに関する実態調査」の結果を発表した。同調査は、製造業の調達、購買担当者を対象に実施したもので、146人から有効回答を得た。
初めに、勤務先の調達購買DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組み状況について尋ねたところ、回答者の約94%が「調達購買DXに取り組んでいる」と回答した。しかし、その中で最も多かったのが「構想検討中である」(37.7%)で、具体的な取り組みはまだこれからという企業が多いことが分かった。
また、 調達購買DXへの取り組みに関して感じることを尋ねた。「調達購買DXへの取り組みは不足している」が51.4%、「調達購買DXへの取り組みはやや不足している」が34.9%で、同DXに対して取り組みが充分でないという回答が86.3%を占めた。
調達購買業務におけるAI(人工知能)の活用状況に関しては、「AIを業務で頻繁に活用している(1日1回以上)」が5.5%、「AIを業務でたまに利用する(1カ月に1回以上)」が26.7%と、32.2%が何らかの形で活用していた。
AIを業務で活用、利用していると回答した人に活用内容を尋ねたところ、「翻訳」「文書作成」「思考の整理」「会議の文字起こし、要約」などの一般的な業務が中心で、調達購買業務でのAI活用は進んでいないことが分かった。
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