車載向けUFS製品がAutomotive SPICEレベル2認証を取得組み込み開発ニュース

キオクシアの車載機器向けUFS4.0組み込み式フラッシュメモリ製品が、Automotive SPICEレベル2認証を取得した。同認証は、一貫した品質とトレーサビリティーを保証する。

» 2024年12月17日 14時00分 公開
[MONOist]

 キオクシアは2024年12月4日、車載機器向けUFS(Universal Flash Storage)4.0組み込み式フラッシュメモリ製品が、Automotive SPICE(ASPICE)レベル2認証を取得したと発表した。

キャプション 車載機器向けUFS4.0組み込み式フラッシュメモリ製品のイメージ[クリックで拡大] 出所:キオクシア

 「ISO/IEC 33000」シリーズに基づくAutomotive SPICE(Software Process Improvement and Capability dEtermination)は、自動車産業向けのソフトウェア開発プロセスを評価および改善するため、国際的に認められたフレームワークだ。

 同認証の取得は、プロジェクト管理とソフトウェア開発において構造化されたプロセスを実装していることを意味し、一貫した品質とトレーサビリティーを保証する。これにより同社は、自動車メーカーやTier1サプライヤーが求める厳しいソフトウェア開発や品質基準を満たす能力を保持していることを示し、車載機器向け組み込みメモリ市場でのリーダーシップをさらに強固なものにする。

 同社のUFS製品は、小型パッケージで組み込みストレージの高速転送を可能にする。これにより、インフォテインメントや統合コックピットシステム、ADAS、自動運転などの次世代車載アプリケーションは、5G接続性の利点を活用できる。

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