自動運転技術を進化させる一方で、独自のダイナミクス統合制御による軽快で一体感のある操る喜びも提供する。ステアバイワイヤ技術により、ステアリングやサスペンション、ブレーキなどを統合制御することで意のままのハンドリングを実現する。さらに、3次元ジャイロセンサーを用いた高精度な姿勢推定と安定化制御により、挙動が乱れる前に車体を安定させ旋回を滑らかにする機能も搭載する。加速時にはモーターとブレーキが連動し、高速かつ高精度にタイヤのグリップを制御することで、さまざまな路面環境で安定した気持ちのいい加速を実現する。
バッテリーマネジメント技術と、新開発のサーマルマネジメント技術を組み合わせて、快適な車内空間と実用性の高い走行距離を両立する。パワーユニットも効率化することで、EPAモードで300マイルの走行距離を実現することを目指す。暖房で走行距離が減少する冬季には、人が感じる温感を指標とすることで快適性と省電力を実現する。輻射熱で車内を暖めるヒーターや、ヒートポンプの高効率運転により、暖房の消費電力を13%削減する。
知能化とデジタル技術の活用により、ユーザーのストレスを最小化しながら運転や車内空間での楽しさを最大化することを目指す。
ストレス低減に向けて車載インフォテインメントシステムの操作を徹底してシンプル化し、パーソナライゼーションや音声アシスタントによるサポートを継続的に進化させる。画像認識や行動予測アルゴリズムの活用により、クルマがユーザーの状況や意図を理解し、最適な先回りした提案/サポートを行う。
また、進化の早いITを活用し、移動空間を盛り上げるエンタメサービスの充実や運転が楽しくなるコンテンツの拡充を進める。XR技術を活用した仮想同乗体験などさまざまなコンテンツを提供していく。
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