ADASや車載インフォテインメント向けにコスト最適化された小型FPGA組み込み開発ニュース

AMDは「AMD Automotive XA」ファミリーの最新製品として、自動車向けにコスト最適化した小型FPGA「Artix UltraScale+ XA AU7P」を発表した。9×9mmパッケージの他、チップスケールパッケージでも提供する。

» 2024年10月04日 14時00分 公開
[MONOist]

 AMDは2024年9月17日、「AMD Automotive XA」ファミリーの最新製品として、自動車向けにコスト最適化した小型FPGA「Artix UltraScale+ XA AU7P」を発表した。

 同製品は、ADAS(先進運転支援システム)センサーアプリケーションやIVI(車載インフォテインメント)用途向けに最適化されたFPGAだ。カメラビジョン、車載ディスプレイアプリケーションに適している。

キャプション 「Artix UltraScale+ XA AU7P」イメージ画像[クリックで拡大] 出所:AMD

 AMD 16nm FPGAまたはアダプティブSoCで使用可能な中では最小の9×9mmパッケージのほか、チップスケールパッケージでも提供する。チップスケールパッケージは、I/Oのルーティングや信号密度、はんだ接合部の信頼性が向上し、電気性能が強化するように設計されている。

 既に同社顧客は、同製品をサーマルカメラや赤外線カメラといったADASエッジデバイスに組み込んでいる。自動車の設計者は、これらのデバイスをエッジセンサーのデータ取り込みや画像処理に使用したり、車載ディスプレイに接続してインフォテインメント機能を強化したりできる。

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