ゆっくりでいい、むしろゆっくりがいい?製造マネジメント メルマガ 編集後記

「早さは正義」が絶対ではなくなってきています。

» 2024年08月13日 12時00分 公開
[池谷翼MONOist]

 この記事は、2024年8月13日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 2024年8月、ファッションEコマース(EC)サイト「ZOZOTOWN」を手掛けるZOZOがとある取り組みを本格開始したと発表しました。商品の配送日を通常よりゆとりをもって指定できる「ゆっくり配送」の導入です。

 商品注文日の7日後から10日後までに発送する方式で、通常配送に比べると、発送までのリードタイムは「最大で6日長くなる」(プレスリリースより)とのことです。ゆっくり配送を選択することでユーザーは、商品を受け取るまでの期間を通常配送より「あえて」長くできる、ということになります。

約87%が「遅くてもいい」と回答

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.