協業によりSSL/TLS認証や暗号化を容易にするIoTソリューションを提供IoTセキュリティ

GMOグローバルサインは、暗号ライブラリプロバイダーのwolfSSL Japanとの協業を発表した。協業により、SSL/TLS通信による認証や暗号化を容易にするIoTセキュリティソリューションの提供を開始する。

» 2024年07月09日 14時00分 公開
[MONOist]

 GMOグローバルサインは2024年6月25日、暗号ライブラリプロバイダーのwolfSSL Japanと協業し、IoT(モノのインターネット)セキュリティソリューションの提供を開始すると発表した。

 協業により、GMOグローバルサインのIoT向け電子証明書と、IoT機器向けで軽量なwolfSSLの暗号ライブラリをセットで提供する。IoT機器メーカーやソフトウェア開発ベンダーは、SSL/TLS通信による認証や暗号化を簡単に実装できるようになるほか、IoT機器のセキュリティが強化され、ハッキングや不正アクセス、データ盗難などのリスクを低減できる。

 同ソリューションは、不正アップデートを防ぐセキュアなファームウェアアップデート、デバイスが安全な状態で起動することを保証するセキュアブートなどの機能も備える。

 なお、wolfSSLの暗号ライブラリはオープンソース版と商用版があり、GMOグローバルサインからテスト用証明書を発行できる。オープンソース版で実装やテストを実施した後、商用フェーズで商用版に移行可能だ。

 両社は2024年6月5〜7日に開催された「JapanDrone2024」で、ドローンの通信セキュリティ実装に関して講演した際、同協業の詳細を語った。

キャプション 「JapanDrone2024」での講演の様子。左:GMOグローバルサインCTO室長の浅野昌和氏、右:wolfSSL Japan技術統括の古城隆氏[クリックで拡大] 出所:GMOグローバルサイン

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