GMOグローバルサイン・ホールディングスは、ロボティクスとドローン分野において、AIを活用した動作ログ解析の実証実験を開始する。故障やセキュリティリスクを管理し、運用効率向上と事業リスクの低減を目指す。
GMOグローバルサイン・ホールディングスは2024年3月14日、ロボティクスとドローン分野において、AI(人工知能)を活用した動作ログ解析の実証実験を開始すると発表した。故障やセキュリティリスクを管理し、運用効率向上と事業リスクの低減を目指す。
今回の実証実験では、ドローン関連企業の技術連携を目指す「ドローンオープンプラットフォームProject」に参画。空中ドローンから収集したログデータをクラウド上でAI解析し、故障リスクなどを予測する。
空中ドローンの後は、ローバーなどの陸上ドローンや自動走行ロボット、水中ドローン、水上ドローンなどへ対象を広げる予定だ。最終的には、ドローン以外のロボットも対象範囲にする。
分析した結果は、各事業者への提供を見込む。分析結果を利用することで、例えばロボットやドローンメーカーでは、顧客サポートの強化や製品の品質改善が可能になる。物流や製造、設備点検、サービス事業者は、故障および動作不良の予測、セキュリティリスクの発見が期待できる。損害保険会社においては、保険料率の算定精度の向上や企業の事業リスクをカバーする保険商品の開発につながるとしている。
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