キッコーマンが千葉県野田市に建設していた新工場「キッコーマンフードテック 本社工場食品棟」が完成した。国内調味料事業における生産体制の再構築を目指し、しょうゆ関連調味料などの生産を強化する。
キッコーマンは2024年5月21日、2022年6月から千葉県野田市に建設していた新工場「キッコーマンフードテック 本社工場食品棟」が完成したと発表した。既に生産を開始している。
約119億円を投資して建設した新工場は、鉄骨造の地上2階建てで、建築面積は約5049m2、延床面積は約8161m2に及ぶ。国内調味料事業における生産体制の再構築を目指し、しょうゆ関連調味料などの生産を強化する。
生産性を大幅に向上させるスマート化を推進するため、新工場にはIoT(モノのインターネット)を活用した生産システムや立体自動倉庫などを導入した。FSSC22000(食品安全システム)を最大限に生かすような建物仕様と生産プロセスを構築することで、食の安全と安心のニーズにも応える。
環境に配慮した工場として、エネルギー効率を高めた。また、省エネ機器の導入や再生可能エネルギーの活用などにより、CO2排出量を削減し、水使用量の低減も図っている。
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