求人サイト「エンゲージ」が「転勤」についてのアンケート調査結果を発表した。転勤は退職を考えるきっかけになると69%が回答し、転勤の辞令を受けた人のうち、31%が退職を経験していた。
エン・ジャパンが運営する求人サイト「エンゲージ」は2024年5月7日、「転勤」についてのアンケート調査結果を発表した。同調査の対象者は、エンゲージのユーザーで1039人から回答を得た。
初めに、「もしあなたに転勤の辞令が出た場合、退職を考えるきっかけになりますか」と尋ねたところ、「なる」が44%、「ややなる」が25%となり、69%が退職を考えるきっかけになると回答した。年代別で見ると、退職の理由に「なる(ややなるを含む)」の合計が、20代は78%、30代は75%、40代以上は64%となり、年代が低いほど転勤への抵抗感が大きかった。
男女別に見ると、退職の理由に「なる(ややなるを含む)」は、男性が62%、女性は75%で、女性の方が抵抗感が大きかった。
続いて、転勤の辞令を受けたことがある人に、転勤を理由に退職したことがあるかを尋ねた。その結果、31%が「退職したことがある」と回答した。
もし転勤の辞令が出た場合、どう対処するかと尋ねたところ、「承諾する」が8%、「条件付きで承諾する」が42%となり、50%が「承諾する」と回答した。「条件に関係なく拒否する」は21%だった。
転勤を「条件付きで承諾する」と回答した人に承諾条件を尋ねると、トップ3は「家賃補助や手当が出る」(72%)、「リモートワーク可能」(51%)、「昇進、昇給が伴う」(45%)だった。
転勤を「条件に関係なく拒否する」と回答した人には、拒否する理由を尋ねた。最も多かったのは「配偶者の転居が難しいから」(40%)で、「持ち家があるから」(34%)、「子育てがしづらいから」(29%)が続いた。
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