ugoは、従来よりも小型の新開発ロボット「ugo mini」を出展。ビル設備での自動点検のデモを行っていた。本体自体は小さいものの、パンチルトカメラを搭載したアームを上に伸ばすことで、人間の目線の高さからメーターなどを確認することができる。コンセプトモデルの限定提供のあと、正式販売を2024年以降に開始する予定だ。
デモでは、アナログ/デジタルメーターをカメラで撮影し、画像認識で数値化、自動でレポートを作成する様子が紹介されていた。メーター位置を認識させるため、マーカーを貼る必要はあるものの、既存の設備側に大きな変更を加えることなく、無人化/自動化ができるのは大きなメリットといえるだろう。センサーの追加にも対応可能だ。
ヴイストンのブースでとにかくインパクトが大きかったのは、試作品の「サンドイッチロボ」。これは、前面と背面に大型ディスプレイを搭載し、動くデジタルサイネージとして使えるというもの。まさに、サンドイッチマンのロボット版だ。このままの形で発売することは予定していないそうだが、店頭で目立つのは間違いなく、さまざまな活用法が考えられそうだ。
また「ウデダブール」は、ROSに対応する小型の双腕ロボットである。既存の双腕ロボットは等身大サイズが多く、学習や研究で気軽に試せないため、机上で使えるこの製品を開発したとのこと。自由度は、腕7軸×2、腰ヨー、首ピッチ+ヨーの計17軸。こちらは市販を計画しているが、発売日については未定ということだ。
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