AIによる設計時の操作支援のイメージとして、SOLIDWORKSの3D Createrに含まれる「xDesign」を用いたスケッチ作成時のデザイン支援(Sketch Helper)の流れを簡単に紹介します(図2)。
図2のように、水色でハイライトされたスケッチを選択し、グラフィックスエリア内に表示されたスケッチのデザイン支援アイコンを選択します。
図3のように、左側の穴にある選択された既存のスケッチジオメトリを認識し、右側の穴にスケッチエンティティを配置するための追加場所を提案してくれます。
図4に示したAIによって提案された案を[OK]すると、図5のように提案がスケッチ化されます。設計の本質は考えることであって、CADをオペレーション(操作)することではありません。AIの支援により、コマンドを何度も繰り返す時間が削減できれば、その分、“考える時間を増やせるようになる=設計の本質に時間を割けるようになる”ことにつながります。
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