日立ソリューションズは、自動車業界向けに「自動車関連規格準拠支援ソリューション」の最新版を発売する。SDV開発におけるサイバーセキュリティ対応し、迅速に規格準拠を支援する。
日立ソリューションズは2024年1月17日、自動車業界向けに「自動車関連規格準拠支援ソリューション」の最新版を同年2月1日に発売すると発表した。規格準拠状況の把握に加え、プロセス改善のためのフィードバックにより品質を確保するほか、規格準拠の定着を組織横断的に支援する。
SDV(ソフトウェア定義自動車)は、ソフトウェアによって自動車の機能が更新されることを前提に設計、開発された車だ。
同ソリューションは、SDV開発に向けて、車載開発のサイバーセキュリティ法規対応、品質管理システム、開発プロセスの構築状況を自己診断し、規格準拠を支援する。最新版では、Automotive SPICE for CybersecurityやISO/SAE 21434への準拠状況を、迅速に把握できる自己診断ツールを提供する。
自己診断ツールは、同社の資格保有コンサルタントが有する、自動車業界での品質管理システムや開発プロセスの最適化、セキュリティ対策の支援に関する豊富な経験を反映したものだ。
企業は車載開発の規格準拠に不足している項目を把握し、改善傾向の分析や複数プロジェクトの状況を比較できる。現場の課題を把握し、効果の高い施策を開発現場に適用できるようになるため、低コストで早期に規格準拠を進められる。
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