デンソーはEVやPHEV向けのV2H充放電器について次期モデルの受注を開始した。
デンソーは2024年1月18日、EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)向けのV2H(Vehicle to Home)充放電器について次期モデルの受注を開始したと発表した。デンソーソリューションを通じて2024年3月中旬から受注する。
今回発表した次期モデルは、パワーユニットとプラグホルダーをセパレートすることで、設置の自由度と使い勝手を向上させた。前モデルは重さが91kgだったが、次期モデルでは63%の軽量化を達成。これにより、据え置きだけでなく外壁への取り付けも可能になった。
停電時の運転切り替えは自動化した。前モデルは停電時にEVやPHEVの電力を住宅内で使うにはV2H充放電器と車両の両方で手動での切り替え操作が必要だった。次期モデルでは自動で設定を切り替えるように改良した。
また、交流から直流、直流から交流に変換する際の損失を低減。出力電力が少ない軽負荷時は、充放電性能の効率を10%向上させている。これにより、無駄なくエネルギーを使えるようになるとしている。
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